勝手CM ジンジュール 〜許せ、友よ 篇〜
監督・脚本・撮影・編集・録音:秋山理央
出演:薗田剛(ガロイン)、小林太一郎[手・声]
脚本・撮影助手:小林太一郎
制作:沢田組
機材:HDR-HC7、Mini Motion-Cam、AT9903、AT9842、SM63L、ICR-PS502RM
【勝手CMアワード】:2009年6月初開催。与えられたお題に対し、自由にCM風作品を制作しコンペで競う上映会。
8月28日(土)に開催されました第11回勝手CMアワードに出品した沢田組の作品を紹介したいと思います。
第11回勝手CMアワード イベントレポート
http://www.movieimpact.net/award/011.html
1mini.tv
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今回は
ジンジュールというビジネスマンの為のフリーペーパーがお題でした。このお題は今までで一番難しかったかもしれません。
まぁ、難しかったとは言っても早い段階で「石売り」の構想は思い浮かんではいたんですが・・・いや正直、それしか思い浮かびませんでした。
僕と太一郎君が勝手CMを作る為に集まって何時間も考えたのですが、「石売り」しか出てきませんでした…。
分かる人には分かると思いますが、一見つげ義春の漫画の世界観の借用に見えるかもしれませんが、つげ先生の発案されたビジネス(アイデア)を使っているだけで、中身はどちらかと言うと筒井康隆大先生のブラック作品に近くなっていると思います。
さて、今回はガロインの薗田君にお願いしてピンで出演してもらいました。8月は物凄く忙しくて、今回のアワードは作品提出を見送ろうかと思っていたのですが、急に時間ができたので深夜でしたが薗田君と太一郎君に電話連絡。
迷惑千万でしたが・・撮影の前夜の午前1:30に突然連絡して、翌朝午前10時から5時間近く炎天下で撮影しました。撮影場所は河原だったので日陰がなく、熱中症寸前でした。。僕の着ていた黒いドリームシアターTシャツは汗の塩が浮いてきて、むしろドリームシオターTシャツと化していました。
えー、はい。結論から言いますと、今回の作品は一般的には(いつもより大分)不評でした。今回の作品は自分達のやりたいことだけをやってしまったので、視聴者や企業の求めているものとあまりにも乖離してしまったと、実は自分達の中でも思っています。
しかしそれでも、今回は今までになく色色な感想が寄せられたので、今作には何らかのインパクトがあったと思っています。これは蛇足かもしれませんが、薗田君の名演は光っていたとワタクシは思って止みません。こういうキャラが主人公であって欲しかったというのができました。
こんなに長い映像なのですが実は6カットしかないのです。 買ったばかりのカメラスタビライザーを使って一味違った映像撮影を心がけました。 (…というより使いたかったので無理矢理使いました。)まぁ、結果的には冷たい感じカメラワークになっていて良かったと思います。
いつも一緒に山に行っている小滝君から
「こりゃ普通笑えないよ。笑えない話だもん。」 という有難い言葉を頂きました。
つねづねワタクシは「良心的反骨」という言葉を使い自分の立場(の正当性)を示していましたが、今回は単なる反骨になってしまったようです。まぁ、とにかく、これからも「良心的反骨」的な作品を作り続けていきたいと思います。
■今回は初ハイビジョン動画です!大きいサイズは
↓ からどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=6j2I6J07fpM